4/30 ウトロおひさま発電所点灯式@ウトロ平和祈念館

きょうとグリーンファンドが設置するおひさま発電所としては25ヶ所目となるウトロおひさま発電所点灯式が、4月30日に行われました。
9_s.jpgこの事業は、一般財団法人ウトロ民間基金財団市民再エネプロジェクトin京都が協力して、ウトロ平和祈念館に、市民共同太陽光発電設備(9kw規模)、蓄電設備EMSを設置するものです。
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1_s.jpg当日は、ウトロ平和祈念館1周年記念式典が行われ、ウトロ農楽隊による「土地を守るため在日1世に教わった懐かしい音楽」の演奏から始まり、田川館長大韓民国総領事館総領事のあいさつなどに続き、おひさま発電所の取り組みについて、きょうとグリーンファンドの副理事長でもあるウトロ平和祈念館阿部事務局長より説明がありました。7_s.jpg
その後点灯式が行われ、田浦理事長があいさつの中で、「気候変動は貧困や紛争、テロにつながる人権問題であり、環境問題は実は人権や差別につながることを確認したい」とこのプロジェクトの意義を語り、人権環境の根っこは同じであることを改めて認識しました。

多くの市民の皆さまによる寄付金は200万円以上集まりましたが、プロジェクト5月末まで続きます。皆さま方からのさらなるご支援をお待ちしています。

           藤野 正弘(きょうとグリーンファンド理事)
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4/7 見学会@ウトロ平和祈念館

ウトロ平和祈念館現地見学会に参加しました。当日は朝からでしたが、11人が現地に集合。まず事務局長の阿部ゑりさんから、これまでの関わりや祈念館建設までの経緯や概略をお聴きしました。そのあと、金秀煥(キム・スファン)さんから、ウトロ地区歴史祈念館のコンセプトなどのお話しがあり、それから2階の展示室に移動して展示内容を詳しく説明されました。
ウトロに生きる。ウトロで出会う。
植民地時代ウトロ飛行場建設のため多くの朝鮮人労働者として集められ、戦後立ち退き問題差別貧困のなかで、生活権利を守るために闘ってこられた様子が、よく解る展示でした。そこに暮らしてこられた個人個人に焦点を当てて、実際の生活用品や顔写真などを通して、人柄までを感じることができるものでした。「可哀そうな人たちではありません。決して諦めず、希望誇りを持って声を上げてきた、明るく前向きな人たちです。」という説明がとても心に染みました。
その後、21年8月放火された現場に行きました。ウトロの人と会って話をしたこともない青年がヘイトクライムで起こしてしまった放火事件で、その焼け跡は、知らないままに行動することの怖さを表現しているようでした。
最後に祈念館屋上に上がりました。飛行場を作る予定だった広大な範囲とウトロの飯場地域の位置がよく理解できました。そして、設置が完成した太陽光発電設備ソーラーパネルを確認することが出来ました。差別のない世界の平和を祈願するこの祈念館で、持続可能な社会や環境をつくっていくことの大切さをあらためて感じる機会となりました。
※「ウトロ平和祈念館」について詳しくは  https://www.utoro.jp/ 

追伸:で寒かった屋上でのこと。黄砂の雨で少し汚れていたソーラーパネルを、素手でいとおしそうになでながらきれいにされていた大西事務局長の姿に心が温まりました!(写真が無くて残念!)
                 きょうとグリーンファンド理事 内藤


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