12/2ウトロ平和祈念館おひさま発電所見学会

4月おひさま発電所の仲間入りをした、ウトロ平和祈念館見学会を開催しました。
おひさまプロジェクトは、太陽光発電設備が完成したら、終わりではありません。設備を設置するまでが、プロジェクトの第一段階、それからが、本番のプロジェクトの始まりといっても過言ではありません。きょうとグリーンファンド設置施設が協力して、環境活動を進めていきます。その一つが、おひさま発電所見学会です。
今回は、まずは、きょうとグリーンファンドから、ウトロ平和祈念館おひさまプロジェクトが、どのような経緯で、どのように進められたか、資金は…など、お話ししました。参加のみなさんが「自分たちでもおひさま発電所を作りたい。」と強い思いを持って、熱心に話を聞いていただけたようです。写真3_s.jpg
次に、ウトロ平和祈念館の館長田川明子さんからお話しいただきました。
ウトロ戦争で生まれた。その町で、太陽光電気をつくり、いざという時は地域の人と使える、役に立てる。ささやかなことだけれども、ものごとは、そのささやかなことから始まるんじゃないかと思っている」
また、「ウトロ地区には最近まで水道もなく、が降るとすぐに浸水する。そんな町が、この時代に日本にある、それが同じ日本に住む一人として許せなかった。それがウトロの活動にかかわるきっかけです。」
田川さんのすべて人に向けられるやさしさウトロの人たちによりそい続け、あきらめることなく続けてきた活動、そのお話に、涙をうかべて、聞き入っている参加者のかたもいらっしゃいました。私自身もお話を聞きながら、このプロジェクトに一緒に参加でき本当に良かったと改めて感じました。写真1_s.jpg
その後、屋上の太陽光発電設備を見学、実際に見て、触れることもできる太陽光パネル、より身近に感じられます。写真2_s.jpg
その後、ウトロ平和祈念館展示を見学、まだまだ見足りない、聞き足りない参加者の皆さん、「また来ます。」という声も聞こえ、祈念館への関心の高さが垣間見えました。
おひさまプロジェクトは、太陽光発電設置だけでなく、その後の取り組みで、プロジェクトの成果が、何倍にもなる、そのことを実感させられた見学会でした。今後も定期的に見学会を開催していきたいと思っています。
みなさんも次回はぜひご参加ください。
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4/30 ウトロおひさま発電所点灯式@ウトロ平和祈念館

きょうとグリーンファンドが設置するおひさま発電所としては25ヶ所目となるウトロおひさま発電所点灯式が、4月30日に行われました。
9_s.jpgこの事業は、一般財団法人ウトロ民間基金財団市民再エネプロジェクトin京都が協力して、ウトロ平和祈念館に、市民共同太陽光発電設備(9kw規模)、蓄電設備EMSを設置するものです。
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1_s.jpg当日は、ウトロ平和祈念館1周年記念式典が行われ、ウトロ農楽隊による「土地を守るため在日1世に教わった懐かしい音楽」の演奏から始まり、田川館長大韓民国総領事館総領事のあいさつなどに続き、おひさま発電所の取り組みについて、きょうとグリーンファンドの副理事長でもあるウトロ平和祈念館阿部事務局長より説明がありました。7_s.jpg
その後点灯式が行われ、田浦理事長があいさつの中で、「気候変動は貧困や紛争、テロにつながる人権問題であり、環境問題は実は人権や差別につながることを確認したい」とこのプロジェクトの意義を語り、人権環境の根っこは同じであることを改めて認識しました。

多くの市民の皆さまによる寄付金は200万円以上集まりましたが、プロジェクト5月末まで続きます。皆さま方からのさらなるご支援をお待ちしています。

           藤野 正弘(きょうとグリーンファンド理事)
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4/7 見学会@ウトロ平和祈念館

ウトロ平和祈念館現地見学会に参加しました。当日は朝からでしたが、11人が現地に集合。まず事務局長の阿部ゑりさんから、これまでの関わりや祈念館建設までの経緯や概略をお聴きしました。そのあと、金秀煥(キム・スファン)さんから、ウトロ地区歴史祈念館のコンセプトなどのお話しがあり、それから2階の展示室に移動して展示内容を詳しく説明されました。
ウトロに生きる。ウトロで出会う。
植民地時代ウトロ飛行場建設のため多くの朝鮮人労働者として集められ、戦後立ち退き問題差別貧困のなかで、生活権利を守るために闘ってこられた様子が、よく解る展示でした。そこに暮らしてこられた個人個人に焦点を当てて、実際の生活用品や顔写真などを通して、人柄までを感じることができるものでした。「可哀そうな人たちではありません。決して諦めず、希望誇りを持って声を上げてきた、明るく前向きな人たちです。」という説明がとても心に染みました。
その後、21年8月放火された現場に行きました。ウトロの人と会って話をしたこともない青年がヘイトクライムで起こしてしまった放火事件で、その焼け跡は、知らないままに行動することの怖さを表現しているようでした。
最後に祈念館屋上に上がりました。飛行場を作る予定だった広大な範囲とウトロの飯場地域の位置がよく理解できました。そして、設置が完成した太陽光発電設備ソーラーパネルを確認することが出来ました。差別のない世界の平和を祈願するこの祈念館で、持続可能な社会や環境をつくっていくことの大切さをあらためて感じる機会となりました。
※「ウトロ平和祈念館」について詳しくは  https://www.utoro.jp/ 

追伸:で寒かった屋上でのこと。黄砂の雨で少し汚れていたソーラーパネルを、素手でいとおしそうになでながらきれいにされていた大西事務局長の姿に心が温まりました!(写真が無くて残念!)
                 きょうとグリーンファンド理事 内藤


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