きょうとグリーンファンド

おひさま発電所16号機

おひさま発電所16号機
設置場所 京都府南丹市美山町
田歌舎
設置日 2012年10月21日
発電能力 10.05kW(設置パネル67枚)CIS薄膜系
予想発電量 約8,780kWh/年
累積発電量
(2018年12月現在)
58,625kWh
総事業費 約490万円
寄附額 81件(個人/団体)40.9万円
設置協力金 23口 230万円
助成 京グリーン電力運営協議会 33.6万円

設置施設紹介

田歌舎

レストラン、宿泊、そして様々な自然体験を開催する田歌舎。宿泊凍やレストランの他に約1町の田畑、そして山林を有し、農業、狩猟、採集、建築などの自給的な暮らしを実践しています。施設を訪れるお客様は田歌舎周辺の豊かな森を散策したり、すぐそばに流れる清流美山川で楽しむことができるほか、農園などで働くスタッフたちや、ヤギや合鴨など動物とのふれあいなど、豊かな自然と暮らし、そして遊びを大切にした田歌舎の営みを身近に体感することができます。また、米、野菜はもちろん、天然のキノコや山菜、そして鹿や猪といった獣肉など、四季を通じてその時々の旬の食材をふんだんに使った豊かなスローフードメニューを楽しむことができます。

自然体験ではアウトドアスポーツも充実しており、ラフティング、カヤック、キャニオニングといったリバースポーツのほか、冬にはスノーシュー、XCスキーツアーを常時開催しています。森の体験では自然との共生の視点を大切にしたネイチャーガイド、トレッキングのほか、けもの道トレッキングや猟師体験プログラムなど、スタッフの多くが狩猟者でもある田歌舎ならではの個性的なプログラムも行っています。その他、鹿や鶏の解体体験などの命の体験は通年開催しています。スタッフ全員が山村に暮らし、本業として農業、狩猟、採集などを行う田舎暮らしの実践者であることを大切にしながら、参加者の皆さまをお迎えしています。

設置までの経緯

田歌舎

<おひさま発電所を作りたい!>
田歌舎では「住、食」のほとんどを自給しています。しかし、田歌舎にとって日常からたくさん使っているのに、自分たちの手でなかなか作れないもの。それが「エネルギー」なのです。昨年の大きな大きな地震を経て、私たちが出来ること、しなくてはならない事は原発からの脱却だとスタッフ一同強く感じています。原発30キロ圏内のこの町で、まず自分たちが自然エネルギーの仲間入りを果たし、そして原発撤廃の願いの輪を広げていきます。

おひさま発電所を設置して

田歌舎

ご協力、ご賛同いただいた方々、本当にありがとうございました。

始まりはやはり3.11、及びふくしまの原発事故。なによりあのような大きな災害を目の当たりにして自然エネルギー推進の必要性を痛切に感じました。そして自分たちにも出来ることを、出来るだけ効果の大きなもので一歩を踏み出して行こう、そう考えたとき、すぐに太陽光発電が頭に浮かびました。まだまだ高額な設備に「どんっ」と払えるお金があるわけではありませんでしたので「ローンを組んででも」、という思いでいたところ、板倉先生にきょうとグリーンファンドの存在を教えていただきました。多くの皆様を巻き込んで(笑)、きょうとグリーンファンドと一緒に完成までたどりつけたこと、本当に嬉しく思っています。

田歌舎は全国3700あると言われる自然学校のひとつでもあります。それぞれが特徴、個性を持っていますが、共通する想いは「良い世の中になって欲しい」という願いと、「次の社会を担う子供たちに大切なことを伝えたい」という熱意。そんな自然学校だからこそ3.11の後、自然エネルギー推進に向けた情報発信や実践、体験教育に取り組む団体が数多く生まれました。

きょうとグリーンファンドとの協働で始まった「美山おひさまプロジェクト」。この輪をさらに地域に広げたい。太陽光だけでなく、小水力・風力・間伐材利用など地域共同でエネルギーをまかなうコミュニティーエネルギーを実現できないかと、目指す将来が見えてきました。

これからも「遊・食・住+エネルギーの自給」のモデルケースを目指して田歌舎は頑張っていきます。実践と発信の両面を大切にして永続可能な世の中作りに、微力ながらも携わっていきたいと思います。

本当に大切な活動へ、皆様これからもご支援のほどよろしくお願いします。

~完成報告パンフレットのごあいさつより(田歌舎代表 藤原 誉)~

「美山おひさまプロジェクト~2012 田歌舎」完成報告パンフレット

おひさま発電所16号機完成報告パンフレット

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美山だより@田歌舎

循環的な暮らし、自給的な暮らしを目標とした田歌舎の日々の暮らしをつづった“美山だより@田歌舎”をお届けします。

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