おひさま発電所26号機



設置場所 | 京都市左京区 下鴨幼稚園 |
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設置日 | 2024年11月19日 |
発電システム | 12.04kW |
蓄電システム | 7.04kW |
予想発電量 | 約12,000kWh/年 |
総事業費 | 約514万円 |
寄付額 | 92件 732,000円 |
助成 | 43,350円(公益財団法人パブリックリソース財団) |
設置施設紹介

下鴨幼稚園は1928年に「下鴨幼児園」として礼拝堂隣の空地にテントを張り、「家なき幼稚園」として歩みを始めました。子どもたちの中にある光を大切に育み、隣の人を照らす光になってほしい。そんな願いを込めた保育を行っております。
毎朝子どもたちと歌う『♪もりも おやまも おひさまも おつくりなさったかみさま♪』(幼児讃美歌)神様に大切にされている私たち一人ひとりが、同じく神様の創られた自然と共に生かされている恵みを感謝しています。
※下鴨幼稚園は、キリスト教(日本聖公会)に基づく保育を行っています。日本聖公会は、2019年に「『原発のない世界を求める国際協議会』声明」を採択しています。
設置までの経緯
2022年9月に申し込みをいただいた下鴨幼稚園のおひさまプロジェクトが完成しました。同じ聖公会に所属する聖光幼稚園さん(おひさま発電所24号機)からのご紹介でプロジェクトはスタートしました。
初めて幼稚園をお訪ねし、おひさまプロジェクトのあらかたを説明したとき、すぐに申込書を書いてくださったことを、印象深く思い出しました。園長出口先生の「おひさま発電所をつくる。」というご意思が、はっきり伝わってきたことを覚えています。実は、申し込みをいただいてから、プロジェクトがスタートするまでに、かなり時間がかかってしまいました。申し込みが2022年9月ならば、次の年度の5~6月頃の補助金申請を皮切りに、2024年の春には、プロジェクトが終わるというのが通例です。時間がかかったのは、2023年度の補助金枠がいっぱいになって、補助金がもらえなかったことも一因です。私たちも初めての経験でしたので、「プロジェクトは諦めます」とならないかと心配したのですが、「また来年ということで・・・」と、「おひさま発電所をつくる」意思は変わりませんでした。有難かったです。
おひさま発電所を設置して
下鴨幼稚園に繋がる皆様、地域の皆さま、自然を愛する皆さまのたくさんのお気持ちが集まり、このたび、下鴨幼稚園に「おひさま発電所」が完成しました。ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
「おひさま発電所」が出来て以来、大きい子どもが小さいこどもに「おひさまの元気が幼稚園の電気」とパネルの説明をしている姿をたまに目にします。ほほえましく思うと同時に、「子どもたちの元気が私たちの元気」と心の中でつぶやきます。
子どもたちの元気のために、笑顔のために私たちが出来ることは何か。
それは「たいせつにする」ということ、そしてその思いを伝えていくことだと思います。神様の「たいせつな存在」である私たち一人ひとりが、隣にいる人を、この環境、地球を「たいせつにする」その思いを、この「おひさま発電所」を通して子どもたちに伝え、共に考えていきたいと思います。
完成報告パンフレットのごあいさつより
(学校法人下鴨学園 下鴨幼稚園 理事長・園長 出口 崇)

おひさま発電所26号機完成報告パンフレット
